どうも子育てアングラーです。
大野ゆうきさんのメーカーである第三弾のルアー『カンナ15』のインプレをしたいと思います。
カンナ15はジャンルで言えばメタルバイブです。
各メーカーがさまざまなメタルバイブを出しており、名作も多い激戦区のジャンルとなります。
結論になりますが『カンナ15』は他のメタルバイブにはない独自性の要素もあり名作ルアーとも使い分けができるモノになっています。
どんなルアー
ジャンルはメタルバイブレーション。
シーバス界のプリンス大野ゆうき氏が立ち上げたメーカー『ポップシークルー』のメタルバイブ。
見た目は結構かかっこいい。

バンク82Sにしてもレクター111Fにしても作り込まれた造形美が個人的に好き。
使いやすいシンキングペンシル! PCR バンク82S インプレ
バチ抜けだけではないバチ抜けルアー PCR レクター111F インプレ 使い方
いいデザイナーさんなんでしょうね。
だからか値段が高い。。。
メタルバイブは根がかりしやすいので1000円以下にしてもらいたいけど、大手メーカーじゃないとなかなか難しいのかもしれません。
値段と性能のバランスが取れているのはメガバスの『鬼丸』が最強かな。
安くて優秀なメタルバイブ メガバス ONIMARU -鬼丸- インプレ
後にも書きますがカンナと鬼丸は性質違うのでお互いの代わりにはならないです。
一般的なメタルバイブと違い、ボディにはたくさんの肉抜きがされているところですかね。
顎のラインもV字になっている。

この二つのギミックはボトムに着底した際に倒れ込みやすくするためらしい。
なんでもカンナの得意技はボトムでのドリフトのようで。
ラインアイは1つだけ。
僕は3つ穴があいているメタルバイブは嫌いです。
だって迷うんだもん。
1つでいいです。
しかもラインアイは横長に開いているでスナップをセットしやすい。
コアマンのIPシリーズは穴が小さいのでセットしにくい。
無理やりやるとスナップが変形してしまう。
使用感
飛距離
飛距離に関しては一般的なメタルバイブと変わりません。
特別に飛ぶ訳でも飛行姿勢がいい訳でもなく。
平均点くらいの飛距離です。
なので飛距離に関しては詳しく書くのは割愛させていただきます。
アクション
第一印象巻感が重たい。
苦手なタイプかも。。。
カンナのコンセプト通り低速域から中速域までが得意のメタルバイブレーションですね。
遅いスピードでもしっかり泳ぐ。
つまり水噛みがいいので巻き感は重ため。
もっと言えば着水してからの立ち上がりが早いです。
名前の由来からもあるとおり運河のような狭い場所の居着きシーバスでも見切られないよう、レスポンスよく泳ぎ出してくれます。
一般的にメタルバイブレーションといば巻き心地が軽く早巻きに向いたものが多いのですが、カンナは「早巻き」ではなく「ただ巻き」に特化されたメタルバイブ。
軽い巻き心地が好きでIPシリーズや鬼丸をよく使っていたのですが、また違ったアプローチができるカンナ15はそういう意味でも気に入りました。
マイクロベイトパターン攻略の即戦力 コアマン IP-10HL アイアンプレート10HL インプレ 使い方
だからと言ってカンナ15は早巻きでも使えますよ。
使い方
中速域のただ巻きが使いやすい。
低速域も使いやすいですがある程度水深がある場所じゃないとスローで使うと根がかりします。
水噛みが非常にいいのでアップからアップクロスに投げるのが得意です。
巻きの軽いタイプのメタルバイブでは難しい技。
メタルバイブのドリフトって沈下速度が速いのでなかなか難しいと思いますがカンナは中でもやりやすいと思います。
ボトムドリフトというのも得意技らしく。
ボトムで小さくリフトさせてフォール。
リフト&フォールというと幅広く動かしているイメージでまた違うのですが、どちらかというとボトムバンプみたいな感じ。
カンナが着底すると存在感が消える→シーバスはカンナを探し回る。
カンナがリフトするとフラッシングと強波動で一瞬、存在する→シーバスはこれ逃すものかと口を使う。
バス釣りやってた方ならわかると思いますが、これは村上晴彦さんがよくやっていた釣り方。
『存在感の明滅』です。
存在感を出して存在感を消す。
その繰り返しで魚に執着心を強めさせて口を使わせるという。
この使い方はどの魚種においても有効だと思います。
甲殻類系を食べているシーバスやクロダイにも絶対効くと思います。
ただ干潟や根の荒いところではすぐに根がかりするので注意です。
まとめ
僕はIPシリーズと鬼丸が主に使っていたメタルバイブでした。
もうこの2つだけでいいと思っていましたが、カンナはこの2つにはできない使い方ができるので1軍としてこれかも使っていこうと思っています。
- 中速域、低速域のリトリーブ速度を得意とする。
- 泳ぎ出しが早い
- ボトムドリフトが得意
- アップからアップクロスの釣りでもできる。
- 一般的な(巻きの軽い)メタルバイブとは異なったアプローチができる。
