どうも子育てアングラーです。
冬の寒さも本格化してきましたね。
20代の頃は雪が降っても釣りに行っていたのですが、体力がなくなったのか釣りたい情熱が薄れたのかw
しかし釣りに行ってなくても釣りのことを考えているのは昔も今も変わりません。
生粋の釣りバカなんだと思います。
それはさておき今日のインプレはメガバスから発売されているカゲロウ124Fです。
有名すぎていろんなところで既にインプレがあると思いますが子育てアングラー的にインプレしたいと思います。
カゲロウ124Fはレジェンドルアーと言っても過言ではないくらい、超人気のルアーです。

結論から言って僕もこのルアーは素晴らしく優秀なルアーだと思います。
- どんなルアー
- 使用感
- 飛距離
- アクション
- 使い方
- まとめ
どんなルアー
カゲロウ124Fはココ何年も入手困難でプレミア価格になっているほどで、現在のシーバスルアーでトップクラスに手に入りにくいルアーだと思います。
カゲロウ124Fのダウンサイジング版、カゲロウ100Fのインプレはこちら
喰わせのシャローランナー メガバス カゲロウ100F インプレ

(左上から カゲロウ155F カゲロウ124F カゲロウ100F 右上から カゲロウMD125F カゲロウMD98F)
今や5仕様のラインナップです。
カゲロウMD125Fのインプレ
大人気のシーバスルアー メガバス カゲロウMD125F インプレ
カゲロウ124Fのジャンルはダーターカップのシャローランナーです。
リップレスミノーと思っていましたが。
ヘッド部に下顎しかないのがリップレスミノー。
imaのkomomo125SFなんかはリップレスミノーですね。
カゲロウと比較!! 名作シャローランナー 3代目 ima コモモ SF-125
カゲロウは下顎もあれば上顎もあるダーターカップです。

ダーターといえばブラックバスの世界ではトップウォーターですがカゲロウは水面の下を潜ります。
レンジがMAX20cm。
水面からほぼ一枚下を泳ぐルアーです。
重心移動システムはメガバスの技術である『LBO-Ⅱ』を積んだ飛距離も申し分ないルアー。
と言いたいところですがカゲロウ124Fは飛距離よりアクションを優先に作られているモデル。
飛距離の面では後方にウェイトが寄っている状態であればあるほど飛ぶのですが、カゲロウ124Fに関しては重心がやや手前に設定されてある。

こうすることにより後方より手前な分、フロント側に戻りやすく着水後の立ち上がりが早くなります。
立ち上がりがスムーズだと、泳ぎ出しまでの、もたつきがなくなるのでシーバスに見切られない強みがあります。
124mmのミノーの中では結構太めのボディで同クラスのルアーと比べてもかなり大きい印象。
22gでこの太いボディなのでハイフロート(浮力が強い)になります。
ボディの形状も単にまっすぐという訳でなく、顔周りやボディの側線や凹みなどもアクションに影響する形なんだと思います。

なんでも生みの親、久保田さんは歯科技工士でプロトの段階で技工士の腕前と道具を用い微調整を行い泳がしてを繰り返していたみたいです。
そりゃ釣れる形になりますよね。
使用感
飛距離
飛距離は前述でも書いた通りそれほど飛ばないです。
飛ばないと書いておくと『いや結構、飛ぶじゃん』くらいの飛距離です。
キャストの仕方とロッドの硬さで飛距離は変わってくるので一概に言えませんが。
重心移動のLBO−Ⅱのマグネットが硬く固定されているので硬い竿で振り切らないと重心移動しないところがあります。
なのでMLクラスの柔らかめの竿だとあまり飛ばないですね。
Mクラスの竿だと45mから50mは飛んでるんじゃないでしょうか。
飛距離が出ないなら要らないかなと思った人もいるかもしれません。
しかしシーバスはよく飛ぶからよく釣れるということはないのです。
ショアジギングの世界では飛距離のメリットはとても大きいですが。
よく飛んでもアクションがシーバスにとって魅力的でなければ釣れません。
シーバスフィッシングというのは回遊と居付きの魚、両方を相手にしなければなりません。
回遊のフレッシュな魚ならメタルジグでも釣れるでしょうが、何度も目の前でルアーを見てきたシーバスや頭の賢いランカーシーバスはよっぽど魅力的なルアーの演出をしてやらないと食ってはきません。
カゲロウ124Fには飛距離より魅力的なアクションにウェイトを置いているのでイマイチな飛距離をカバーするくらいプラスの要素(釣れる)の多いルアーなんです。

実際ランカーシーバスほど沖の方で釣るのではなく、岸際のブレイクなどにベイトフィッシュを追い込んでいるので飛距離が出ないことが一概にデメリットと考えない方が良いですね。
そもそも普通以上に飛ぶルアーなんでご心配なく。
アクション
特徴は大きく開いたダーターカップ、強い波動と水押しでシーバスの側線を刺激して引き寄せます。
アクションは微細なロールアクションが主体で、リトリーブ速度を上げればスライドを交えながらのウォブンロールに切り替わります。
カップに水圧を当ててブリブリ巻物として広く探るパイロット的な使い方も、ドリフトでユラユラ喰わせの切り札的な使い方もできる。
リップレスミノーのように下顎だけのアクションとは違い、カゲロウは上顎も持つダーターカップ形状なんで僅かな水流変化もとらえてそのまま喰わせの『揺らぎ』アクションに変換しシーバスに魅了します。
(※『揺らぎ』とは水流の変化やリトリーブの緩急でルアーが姿勢を崩してしまうこと。この姿勢を崩した時にシーバスのバイトが多い。)
この『揺らぎ』というアクションは上級者になると釣り人側のアクションにより演出することができるのですが初心者には難しい。
しかしカゲロウは『揺らぎ』をルアー自体がオートマティックに起こしてくれるので優れものなんです。

またアップからでもダウンからでも、無理のないリトリーブ速度であれば早巻きもスローな巻きでもちゃんとアクションします。
使い方
僕は基本的にウェーディングにてアップクロスで使います。
シンキングペンシルのドリフト感覚で。
ナイトゲームがメインていうのもあるんですが。
明暗の境目をアップクロスにから流して弱々しくヨタヨタヨタってイメージでカゲロウを流す。
あとカゲロウはダウンの釣りも優秀です。
アップクロスに投げてダウンクロスまでドリフト、ダウンに入ったところでややスローなただ巻きで回収。このダウンの回収時のただ巻きでも魚にアピールしています。
アップからダウン→回収までずっと魚にアピールしているのでバイトゾーンがとても広く、ここも釣れる1つの要因だと思います。
一般的なルアーだとダウンに入ったらルアーの動きが破綻するケースが多いのですがカゲロウは素晴らしい。
またドリフトで釣れる魚は結構ランカー率が高いです。

カゲロウ100ですがそんなイメージで釣ってる動画です。
あとはパイロット的に広大なシャローエリアやブレークラインの上をバイブレーション感覚でブリブリとただ巻き。
シャローに追い込まれたベイトをイメージしながらやる気のあるシーバスを拾っていく釣り方など。
水深20㎝までしか潜らないので相当浅い干潟エリアでもガンガン使える。
トップウォーターの後に表層の一枚下のアプローチとしても有効です。
シャローランナーと聞くとシャローだけと思いがちですが、深いところにいる魚を引っ張り出す力もあるので水深5mのところでも普通に釣れます。


カゲロウ124Fで釣れるのは下から見上げて食ってくるシーバスがほとんだとは僕は思ってます。
シャローランナーという固定観念を捨て、そこそこ水深のあるポイントでも使って見るのもありです。
ただ足場の高いところからだとどうしても水面から飛び出してしい使いづらいので注意が必要です。
まとめ
カゲロウはよくできたルアーです。
しかしなぜこのルアーが釣れるのかということをある程度理解して、『適した場所』で『適した使い方』をすることがこのルアーで魚を釣る『近道』だと思います。
確かにオートマティック的に釣れる要素が入ったルアーではありますが、全然違うシチュエーションで使っても全く釣れないと思います。
カゲロウを使い込み理解度が深まれば深まるほどランカーシーバスに近づけると思っております。
僕自身もまだまだ使い込めてはいませんが、使う度にこのルアーの凄みを感じるばかりです。
カゲロウ124Fはほとんどのシーバスアングラーの1軍のタックルックスに必ず入っているルアーだと思います。
何よりデザインがカッコイイ!
このカッコイイルアーでランカーシーバスを釣ってみたい!と思わせるルアー『カゲロウ124F』。
『揺らぎ』をルアーが自動で入れてくれる初心者に優しい使い方。
中・上級者向けの流れに乗せてドリフトさせる食わせメソッド。
多様の使い方ができるシャローランナー。
よく釣れるルアーでありながら、使うたびに引き出しが増える面白くカッコイイルアーです!
もっと使い込んで新たな発見をしたらブログを更新します。
