どうも青後です。
この間のカゲロウに続きメガバスのルアー、ゲンマ110sのインプレをしたいと思います。
ゲンマはジャンルで言えばシンキングペンシルです。
シンキングペンシルが苦手な方も多いと思います。
自分も巻き心地がなくて決して好きなジャンルではなかったのですが。
このゲンマはシンキングペンシルとしてはとても釣れやすいルアーだと思います。
- どんなルアー?
- 使用感
- 使い方
- 評価
どんなルアー?

ボディーの形状は至って普通です。
印象としてはSPM75のフォルムに似ている感じがしました。
特徴的なのは

アイの下に縦のリップというかプレートが設けてあります。
名前はスイミングプレートというみたいです。
役割としては、
①「アクションの動き出しによる始動性」
②「スイム時の安定性」
③「コントロールの加減がつかみやすい、適切なスイム抵抗感」
だそうです。
アイマのヨイチなどはこれとは逆でヘッド部分がカップ形状になっており潮を受けるのでアングラーにも操作感が伝わり使いやすいです。
ゲンマはこれとは真逆で水受けないように切り込む形です。
アングラーにとっては操作感がないように感じるかもしれませんが、自分としてはこちらの方がシンペンぽくて好きです。
操作感はない分動きは地味ですがそれは自然な動きでより喰わせの方向。
またアングラーの釣り方で釣ったというゲーム性も感じられ楽しいのです。(実際には違うかもしれませんがw)
ゲンマは僕としてはどちらかというと初心者向けというよりそれなりに経験値のある方向けという印象です。
でこのゲンマ2種類のウェイトが発売されており
21g は流れや潮に乗せた揺らぎアクションでヒラやマルスズキを一撃。
29g は飛距離や着底感度、レンジコントローラビリティに優れたモデル。フラットフィッシュにも◎
みたいです。
メガバスの重心移動システムはLBOⅡですがゲンマ110sはタングステンボールの重心移動システムになっています。
LBOⅡにするとマグネットによる重心移動なのでリップレスの場合泳ぎ出し時に重心が移動しないためタングステンボールが採用されたようですね。
使用感
飛距離
タングステンの重心移動なので飛距離は期待していませんでしたが
期待がなかかったためかよく飛ぶように感じました。
アクション
スイミングプレートで抵抗もなく操作感はないと思っていましたが思いのほか操作感は手元に伝わってくるシンキングペンシルですね。
ルアーの存在感をしっかり感じ取ることができ操作しやすいルアーです。
背中の少し対応があるせいかそこが水受けになりちょっとしたリップのような役割をしているのかもしれません。
アクションはゆらゆらボディが揺らぎながら動いています。

またフォール時にはシミーフォールでアピールします。
21gモデルですがかなりスローに攻めても根がかりしないぐらい表層に近いレンジをひくことができます。
使い方
シンキングペンシルを使うときに心がけるのはとにかく一定の巻きスピードでゆっくり巻き続けること。
自分はハンドル一回転に2秒くらい。秒の刻み感覚は伝わりにくいかもしれませんがそれくらいのイメージ。
一定の速度で巻くことで流れの変化に差し掛かったときイレギュラーな動きをシンキングペンシルがしてくれます。
この21gもその揺らぎがどうやらミソのようです。
カゲロウと同じような揺らぎアクションが入るということだけでも釣れるはずでしょう。

評価
上記でも述べた通り初心者から上級者まで扱いやすいルアーだと思います。
やはりシンキングペンシルならもう少し飛距離が欲しいところですね。
しかしこのルアーの1番のいいところはできるだけ水平姿勢に近づけてるところだと思います。
自分はよく釣れるシンキングペンシルの特徴は水平姿勢だと思っています。
しかし水平姿勢にこだわると飛距離が出ない。
飛距離を優先するとお尻下がりの姿勢になってしまう。
水平姿勢と飛距離のバランスどりはかなり難しいと思います。
そのバランスどりのいいとこどりがこのゲンマ110sなんだと思います。
とにかくどの部分から見てもバランスの取れた優等生ルアーだと思います。

やっぱりメガバスのルアーはかっこよくて塗装がめっちゃ綺麗ですよね。
冬から初夏にかけてのハクパターンにばっちりなダウンサイズ版もありますね。