どうも子育てアングラーです。
気温も上がりデイゲームをしているとハク(ボラの幼魚)の群れが見られるようになり、夜はバチが一斉に抜け出して、新しい生命が誕生し季節は順調に進行しています。
マイクロベイト、バチ抜けのパターンは簡単なようで難しく翻弄されている人も多いのでは。
今回はマイクロベイトパターンの攻略ができるルアー『グラバーHi68S』のインプレをしたいと思います。
マイクロベイトパターンと言いましたが別にグラバーは一年中使えるルアーなんで。
ちょっと癖はありますがこのルアーの特性を把握すれば幅広いパターンに当てはめることができ、他のルアーでは攻略不可能な部分を穴埋めすることができると思います。
どんなルアー
邪道から発売されているシンキングミノー。
2015年に発売され今年で8年目。
今尚、人気があるのは大野ゆうき氏が監修されたルアーだからってのもあるけど、実際にSNSで釣果投稿が多いのがこのルアーに実力だと思います。
ジャンルはシンキングミノーらしいんですが、シンキングミノーにもなるしバイブレーション的な使い方もでき、はたまたシンペン的な使い方もできるマルチアクションルアー。
詳しいことはアクションの項目で書きます。
![](https://blueback-seto.com/wp-content/uploads/2023/03/IMG_1765-1024x648.jpg)
見た目は68mmで小粒なんですがファットなボディなので80mmクラスに見なくもない。
![](https://blueback-seto.com/wp-content/uploads/2023/03/IMG_1746-1024x748.jpg)
特徴的なのはリップ。
![](https://blueback-seto.com/wp-content/uploads/2023/03/IMG_1750-1024x948.jpg)
ボディーに対して大きなワイドリップ。
自重がある分、リップは大きくしないと泳がないのかな。
このリップから想像するにアクションは派手になり、横風を受けても滑らずレンジをキープしてくれるんだなぁーと。
![](https://blueback-seto.com/wp-content/uploads/2023/03/IMG_1744-1-1024x624.jpg)
ウェイトボールもサイズの割にめっちゃデカい!
これは飛ぶだろうな。
使用感
飛距離
やっぱり小粒のくせによく飛びます。
飛距離で言えば60m前後は飛んでおり向かい風でも影響されることなくスコーンと飛んでいきます。
ウェイトボールがデカいのでジグミノーのような感覚。
68mmでこれだけ飛ぶルアーはなかなか無い、そこまで飛ばないがimaのヨイチ80といい勝負するだろう。
飛距離は正義だ! ima ヨイチ80 インプレ
『小粒で飛ぶ』これだけでも戦闘力は半端ない。
アクション
早巻き
早巻きをすると細かいピッチのタイトウォブリング。
遠投できてシンキング、早巻きでも使えて魚が釣れる。
なんかバイブレーションと似ている。
バイブレーションとの違いはリップがついているのでレンジキープ力できるところ。
任意のレンジ(水面から60センチ)まで沈めて巻いてくればそのレンジをほぼキープして引いてこれる。
竿を立てて引いてくると水面直下も一定に引くことができる。
この軌道がバイブレーションとは明らかなに違う。
その恩恵に根がかりもしづらい。
魚のいるであろうレンジがわかっていれば確実にそのレンジを引いてこれる。
グラバーは早巻きしても動きが破綻しにくい。
フローティングミノーでは引いてこれない速度域も破綻することなくミノーアクションで引いてこれる。
また早巻きすると軌道がズレてイレギュラーアクションで魚に口を使わせやすい。
これは釣れるわ。
夜でも使える速巻きですがどちらかというとデイゲームに強いアクションですね。
グラバーハイシリーズの中でもこれだけじゃ無いのが68のすごいところ。
スローリトリーブでは全く別のルアーに変化するというw
スローリトリーブ
スローリトリーブではミノーからシンキングペンシルに成り変わります。
スローで使う時の注意点は必ずウェイトボールをフロント側に戻すこと。
![](https://blueback-seto.com/wp-content/uploads/2023/03/IMG_1767-1-1024x627.jpg)
![](https://blueback-seto.com/wp-content/uploads/2023/03/IMG_1766-1024x556.jpg)
リア側のままで引いてくるとルアーがちゃんと泳ぎません。
この状態で巻いていてルアーがまっすぐ泳がないというコメントをちょくちょく見ます。
軽く竿を煽るだけで戻るんで忘れないよう。
正直ここは立ち上がりの悪さを感じるのがデメリットで・・・・
スローで使った時はスローなスウィングアクション。
ドリフトもできる。
シャローランナーでは攻略できないレンジ(1.5mくらいまで)もスローピッチなアクションで泳がすことができこれもまたグラバーハイでしかできない技。
デイゲームではリアクションを狙った釣り、ナイトゲームではシンペンのじっくり喰わせの間を与えるような誘い方ができる。
芸達者なルアーです。
僕はナイトゲームのスローな攻め方でほとんど釣っていますし、魚の反応もめちゃいいですね。
使い方
デイゲームでは濁った状況で魚が手前のブレイクまでよってきている状況でバイブレーションでは根がかりするという状況。
広大な干潟で水深が浅く水面直下をレンジキープしながら引いてきたいとき。
そんな時はグラバーハイ68の出番ですね。
ナイトゲームでは、大野ゆうき氏のルアーで攻める場合。
ガルバ73S→バンク82S→グラバーハイ68のスローリトリーブ→グラバーハイ68のデッドスロー
とどんどんレンジを下げていき攻略しています。
使いやすいシンキングペンシル! PCR バンク82S インプレ
まとめ
- 小粒ルアーで飛距離は60m前後飛ぶ
- 早巻きで使うとミノーアクションで脱軌道系
- 早巻きしてもアクションが破綻しない
- レンジキープ力がある
- スローではスローピッチのスウィングアクションのシンペン
- 水面直下から1.5mまでのレンジ幅がある
- 可変アクション
とこういった使い方の幅のあるルアーってなかなか無いので1個はタックルボックスに入れておいて損はないと思います。
忘れてはいけないのはスローで使う時はウェイトボールを戻す!それだけです。
あとは普通に使っていれば絶対釣れるルアーだと思います。
![](https://blueback-seto.com/wp-content/uploads/2023/03/IMG_9240-1024x768.jpg)