どうも子育てアングラーです。
まだか?まだかと待ちわびた23ヴァンキッシュが届いてから1ヶ月ちょい。
メバリングで50匹以上、アジングで100匹以上釣ったのである程度このリールの特性が見えてきたのでファーストインプレしたいと思います。
どんなリール
シマノには2つの上位機種のスピニングリールがあります。
フルメタルボディの剛性感と滑らかな巻き心地、コアソリッドシリーズの最上位機種『ステラ』と
軽さを徹底的に追求したクイックレスポンスシリーズの最上位機種『ヴァンキッシュ』。
この2つの性格は真逆でよく比較されているのをSNSで見ますが車で言えば4駆とスポーツカーを比べるようなもので比べようがない。
値段で上下をつければそれはステラの方が上位機種になります。
それぞれ適材適所な使い所がありヴァンキッシュの使い所といえばどんなところか?
・アジングやバスフィッシング、エギングのようにリールを巻くよりロッド操作(シェイキングやリフトアンドフォール、シャクリ)する方が多い場合。
・ナイトシーバスで感覚を研ぎ澄まし流れや水圧を繊細に感じながら釣りをする場合はヴァンキッシュの軽さが最強の武器になります。
逆に引き抵抗の強いバイブレーションやミノーをグリグリ巻いてくるような釣りはステラの方が向いているでしょう。
見た目はこんな感じ。
形は19ヴァンキッシュとあまり変わってない。
シルバーとブラックの配色で12ヴァンキッシュを思い出させるカラーリング。
第一印象は19の方がかっこいいと残念に思ったのですが実物を見ると23の方が圧倒的にかっこいい。
ロゴもカジュアルというかキャンプ用品のブランドにありそうなデザインで男心をくすぐる。
インスタの写真を見ていて思うのですがヴァンキッシュがかっこよく見えるか見えないかはラインのカラーが重要です。
派手で一色のラインは安っぽく見える。
個人的にシーガーの完全シーバス ステルスグレーもしくはシマノ ピットブル4+スティールグレがとてもかっこいい!!
軽さを求めるが故にいろんなところに肉抜きが施されている。
反対側は肉抜きされておらず慣性の力が働かないように左右非対称のエアローター。
これによってステラと違いリーリング中急にハンドルを止めることができる。
オールブラックのチタンベールもヴァンキッシュらしくてかっこいい!
使用感
巻き心地
23ヴァンキッシュに触れて一番驚いたのは巻き心地。
ヴァンキッシュといえば巻き出しがとても軽い。
故にこれまでのヴァンキッシュは巻き心地の面は犠牲になっていた。
しかし23ヴァンキッシュは巻き心地がめちゃくちゃいい良い。
ステラの巻き心地に近い。
ステラほとまでは言わないがヌルヌルとした滑らかな巻き心地である。
しかし19ヴァンキッシュのように巻きの初動は軽くない。
これを良いと捉えるか悪いと捉えるかは使い手によって変わる。
巻き心地を犠牲にしてもいいからレスポンスよく巻けるリールこそヴァンキッシュだろ。と
なんでステラにちょっと寄りかかってんだ?ってヴァンキッシュファンは思うのかな?
しかしこの結果に対して僕は嬉しい方。
重くなったと言ってもステラを使ってた僕からしたら軽い。
メバルプラッキングをするときに22ステラでは巻き出しがやっぱり重い。
インフィニティドライブが搭載され軽くなったんですがやっぱりヴァンキッシュの初動の軽さには及ばない。
かといって19ヴァンキッシュでは巻きの滑らかさに劣る。
19の時にもっと上質な巻きを欲しいと思うアングラーもいたと思う。
そんなわがままが実現したリールが23ヴァンキッシュ!
23ヴァンキッシュは巻きの初動は軽く、巻きの滑らかさはステラに近い。
メインがプラッキングの僕には良いとこどりのリール。
それに巻きが重いと言ってもヴァンキッシュなので他のリールに比べると断然軽いです。
とはいえクイックレスポンスのフラッグシップモデルなので『軽さ』においてもっとピーキーさが欲しかったなと思う人もかなり多そう。
飛距離
ステラと同じく蜜巻きになったヴァンキッシュ。
よく飛んでいる気がする程度で実際はそれほど変わらない。
しかしよく飛んでいる気がするという感覚はキャストフィールの良さからくるのだと思う。
ステラの時にも感じたライン放出の良さは投げていて本当に気持ちいい。
まだ投げたことない人はぜひ体験してほしい。
リール感度
僕はライトゲームにおいてステラよりヴァンキッシュの方が適していると思う。
メバルプラッキングの比率が多いからかもしれませんが、ステラだとパワーがありすぎてルアーの抵抗や、潮圧の感度まで相殺されてしまう。
ステラでも問題ないと思っていたのですが、ヴァンキッシュを手にするとやはりライトゲームでは有利に働く、
22ステラでのライトゲームについては過去にインプレしています。
ライトゲームに最適なのはステラ!?ヴァンキッシュ!? 22ステラC2000SHG インプレ
ヴァンキッシュだとシンペンの僅かな抵抗も伝わり操作しやすい。
ナイトゲームは視覚的情報が少なく、潮の重みや流れの変化をキャッチしながらドリフトさせる繊細な釣りにはヴァンキッシュの感度がとても役に立つ。
またロッド操作がメインとなってくるアジングでもリールが軽いヴァンキッシュは有利に働く。
と言いたいところですが、僕はステラでもいいと思います。
<23ヴァンキッシュでのアジング>
<18ステラでのアジング>
確かにリールの重量は軽くなりますがステラで一日中やったとしても2000番クラスで腕が疲れるなんてことはないです。
ロッドとのバランス面でもよほどの軽量化されたアジングロッドを使わない限りステラでもヴァンキッシュでも大差はないでしょう。
不具合の要素は?
22ステラは3台所有しておりそのうち2台が不具合品。
それはカラ回しの時には気づかなく実釣でルアーを巻いた時に現れるコツコツとした巻き感です。
しかも不具合でメーカーに何度出しても直らなかった。
釣りをしている時にしかわからないからとても厄介なやつ。
23ヴァンキッシュにはそれが全くなかった。
対策は見つかったのか?
ステラの性能はそれほどシビアなのか?
しかし今年の2月に購入した3台目の22ステラC2000SHGにもコツコツの症状はなかったのでおそらく対策が見つかったのだろうと推測する。
何度出しても直らなかった22ステラ2台も今オーバーホールに出せば直るかもしれない。
また22ステラの初期ロットからの対策がヴァンキッシュにも。
ベールアームの角度がついている。
あとオートリターン機構が硬くなっている。
オートリターン機構は毎キャスト後に使うことを推奨していないのかハンドルの力で戻そうと思うとそこそこの力が必要なくらい硬くなっている。
この辺りもシマノのお問い合わせで聞いてみたがはっきりとした回答は得られず。
それでも23ヴァンキッシュは当たり個体を引くことができたのか全く不具合などなく快適に使えている。
まとめ
アジングにおいては正直リールはなんでもいいというのが僕の答え。
2000番以下で1万円以上のリールであれば問題ないと思う。
とはいえヴァンキッシュのような軽いリールはアジングにおいてプラスに働くのは間違いない。
メバルリングにおいてはやっぱりヴァンキッシュは強い。
特にメバルのプラッキングをされる方は23ヴァンキッシュはかなり相性がいいと思います。
クイックレスポンスの軽さと少しステラに近くなった巻き感はメバルプラッキングにバッチリハマる。
これからライトゲームのメインはヴァンキッシュになると思います。
4000番のヴァンキッシュも購入予定などでシーバスに使ってインプレしたいと思います。